Mamaのつぶやき

子育ては終わったけれど‥これからの生き方を考えつつ、平凡なシニア主婦が呟きます

婦人科の病気~由紀さんの場合



再び
、不安な気持ちになった由紀さん。

大きな出血が無ければ、1週間後にきてくださいと言われました。

止血剤を飲み始めると
ぴたっと出血が止まったそうです。

出血した方が、残存物を排出しそうで
良さそうだし、
生理がきたら、内膜と一緒に出るのではないかと
それまで、様子をみてはいけないのかを
再手術の前に質問したそうです。

医師は
「生理がいつ来るかわからない。それまでの間に
血栓ができる事もありえるので、危険です。
癒着してもいけないですし」と説明したそう。
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1週間後の5月22日が診察日でしたが
前日に大きなゼリー状の塊が出たそうです。
びっくりしたとの事。

きっとFCG値に影響を与えている残存物なのだろうと
思って、診察時に報告した由紀さんでした。

この日は、鼻炎がひどく、
止血剤と一緒に鼻炎薬を飲んでもよいのか聞いたところ
鼻炎薬をだしてもらえたそうです。

検査の為の血液を採って帰宅しました。

検査結果は翌日にわかるのですが
HCG値が高くなったりしたら
電話で即精密検査をするように言われるのは同じです。
不安な一日になります。

由紀さんは、ネットで、似た様な体験をした人のブログを
読んだり、絨毛の病気を調べたりして
自分の知らなかった怖い病気があること、
治療を頑張っている人がおられることなど
初めて知ったそうです。

病院から2日後に電話がきて
次は28日に診察となりました。
緊急な結果ではなかったようで、ほっとしたそうです。



翌日
、開院してすぐに病院から電話がきたそうです。

どきどきしながらとると
「結果がでました。先生から説明があるそうです。
いつ来られますか?」
と聞かれました。
「すぐ行った方が良いのでしょうか?」
と由紀さんが聞きます。

受付の人は医師に聞きに行きます。
そして
「いつでも良いそうですが、明日は来れますか?」
と聞かれたので、翌日行くと伝えました。

電話の感じは、
緊急を要する結果では無さそうで
少し安心したそうです。

翌日、由紀さんは病院で結果を聞きました。

今度も若い方の医師です。

HCGは、320。
本来なら0になるはずなので
まだこれだけの数値があるのは
色んな事を考えておかねばならないのでしょう。

でも、極端に高い数値ではないので
このまま下がっていけば大丈夫とのこと。

もしかすると上がっていくか、
下がらないまま維持する事もある。

その時は、前にも話した様に、
設備の整った病院を紹介するので
精密に検査をし、
抗がん剤治療になる事も考えておく必要があるでしょう。
と、また怖い事を言われたそうです。

この日は、紙に書きながら、説明をしてくれたとのこと。
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その内容は、
❶HCGが陽性なのは、身体のどこかにHCGを作っているものがある。
    それはどこにあるのか?子宮内か外か?筋肉内か?
❷子宮血流が部分的に豊富(亢進)である。それは何故か?
    手術の合併症として~血管の異常?仮性動脈瘤か動静脈奇形?
    まだ妊娠組織が生きているのか?

とメモをし、図も書いてくれたそうです。

手術の合併症で、そんな怖いことになるなんて。
術後1~2週間で全てが終わると思っていたのに
と再び、不安になったそうです。

今後、HCGを定期的に調べていき、子宮の血管の状態も
診ていくことになりました。

だらだらと出血するのは良くないそうで
止血剤、トランサミンを処方されたそうです。





5月14日に医師から受けた説明とは
由紀さんにとって、とても不安になるものでした。

「HCG値の結果次第では、緊急処置が必要になります。
うちでは設備が整っていないので、
その時は、大きい病院を紹介します。
そちらで、精密な検査の後、治療になります。
抗がん剤を使う治療です。
HCG値が異常に高ければすぐ来院して頂く事になります。
結果が明日でますので、電話をお待ちください。」

と言われたそうです。

まさか、そんな事が。
思いもよらない事を言われて
動揺する由紀さん。

「まあ、滅多にない病気ですから大丈夫だとは思いますが」
と医師が付け加えても
結果がでるまでは、不安でたまらなかった事でしょう。
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本来0であるはずのHCG値が、
ある程度の数値があっても、
下がり続けてさえいれば、
少しずつ、残存物は無くなっているという事で
気にしなくてもよいらしい。
だが、上がっていく場合は、何かが増殖しているということ。

それを抗がん剤で抑えるということらしいです。
抗がん剤という言葉が、ショックでした。
癌ではないが、薬はそれしかないと。

しかも、由紀さんの場合、子宮内に血流の多さを表す影が見えるのです。
それが何ものかがわからない。
単に血管が一時的にそうなる場合もありえるとかで
それもまだわからない。

その病院では、はっきり中の状態が見える機材は無く、
転院した場合は、鮮明に判別できる機器で検査をするそうです。

電話がくるまでの、恐怖感は想像もできないほどだったと思います。

私の友人である由紀さんのお母さんは
その話を聞いて、いてもたってもいられず
私に連絡をくれたのでした。





由紀さんは再手術後1週間経ち、診察へ。

今度こそ、もう大丈夫だろうと思っていたようですが
再び「経過がよくないですね。収縮が弱い様ですね」と言われたそう。

術後、出血が多かったとのことで
血液検査で貧血を調べると言われたそう。

この日も年配の医師。

再手術代は無料だそうですが
診察にも費用がかかります。

いったいいつになったら通院は終わるのか、と
仕事も家庭も気になる由紀さんは不安になったそうです。
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また1週間後に来院する様に言われ、
5月14日に診察。
この日は、若い方の医師でした。

年配の医師と違い、説明がわかりやすいそうです。

カルテを見ながら
「再手術では、完全に取りきれなかったと書いてありますね」
と言われたそう。

そして子宮内はこれまでと変化無しで、
モヤモヤした影と、血流の強さを表す、
気になる部分があるとのことでした。

え?最初も二度目も下手だったってこと?
内膜を傷つけて、大出血を起こしたり
破裂などのミスがあってはならないので
慎重に手術をされた結果なのでしょうが、
由紀さんは年配の医師に対して不信感が湧きました。

そして、HCG値を調べる為に血液を取られました。
尿検査では妊娠反応で陽性がでたとのこと。
という事は、まだ残留物があるということを示します。

(HCGとはヒト絨毛性ゴナドトロピンと言い、妊娠中にのみ生み出されるホルモンのこと)


そして、医師から今後の治療について説明があったそうです。

その内容は、由紀さんにとって、とても怖く、不安になるものだったのです。


前回の診察から5日後の28日の診察の時も
「やはり、まだ残存物があるようです。
再手術しましょう」
と言われたそうです。

エコーでは、一部分にまだモヤモヤした影が映っていたそうです。
ここに何かが残っているのか
一時的に、刺激により新しい血管ができて
その血流が写っているのか、
色んな可能性が考えられるそうです。

「このまま生理で流れ出るまで
様子をみてはいけないのでしょうか」
と由紀さんは質問しました。
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医師は
「放置すると、血栓ができたり
組織が癒着する事があったら大変なので
手術した方が安心です」
と答えたそうです。

3日後の5月1日に再手術が決まりました。

前回と同じ様に
午前中に手術が行われました。

最初は、掻把、2度目は吸引だったそうです。

ここまで担当したのは年配の医師だそうです。


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