第一子の産後、自宅訪問してきた保健師さんは、年配の女性でした。

いきなり訪問してきて、ずかずかと家の中に入ってきました。

どなたですかと言うと、早口で自己紹介をし、いきなり赤ん坊を探し、調べ始めました。

簡単な検診を終えると、母乳の事を聞かれ、産後1カ月の様子や病院から指導された事などを話しました。
保健師さんは、質問に私が答える度に「ええッ!」と大きな声をだしました。

それが悪かったのかなと一瞬不安になります。
でも、そうではなく「それでいいけど」と言うのです。

お乳の時間になり母乳をあげていると
「ええッ!」とまた大声をだします。「そんな事しているのっ!」と目をひきつらせて叫びます。

何が悪いのかわからず、私は不安になりました。

すると、「毎回消毒液で乳首をふきとってから母乳をやらないと赤ん坊が病気に鳴るでしょっ!」と怒っています。この保健師さんは、髪はぼさぼさ、顔付きは笑顔はなく、ぎすぎすした雰囲気でした。

なので、何を言っても、不安を与え怒っているように見えるのです。

新生児の時は、ふいていましたが、病院ではもう良いと言われてやめましたというと、「とんでもない」と言います。
私は、ただでさえ切れたりして敏感な皮膚に毎回消毒するのは、良くない気がしました。

でも、確かに毎回、水でぬらしたガーゼなどでふいてから与える方が清潔で痛みも減らせるし良いと思います。ただ、消毒液でなくても良いと思います。

もっと普通に優しく言えないのかと思いました。

初めての子育てで、不安なママさんを脅すかのような、母親失格なような言いかたは意地悪でしかありません。

母乳が足りないなら、ミルクを気にせずあげていいのよと言われたことだけは、良かったです。


最後にトドメを刺されました。とてもナンセンスな意地悪だったと思います。


部屋をじろりと見渡して、エアコンをみると
「夏にクーラーは禁止ですよ。クーラーは赤ちゃんに毒ですよ。自分が暑いからといってさっさとクーラーなんかつける親は失格です。最近のお母さんはエアコンに甘えてます。」と強い口調で言っていました。

保健師さんが帰宅した後は、不安と嫌な気分が残りました。

遠くの実家に電話をし、この話をしました。

母が、笑い飛ばしてこう言いました。
「保健師さんの言う事が正しいなら、私たちの子育ては大失敗であなたたちは皆病気になってるわね。どんな不衛生な環境でも母乳やってたし、誰も病気になってない。いちいち消毒だなんて誰もしてなかった。」

近所のママ友に話すと
「やたらと不安にさせる事ばかり言われて、急に子育てに不安になったわ。」と同じことを感じていました。

育児ノイローゼになりかけている時に、あんな人に指導されたら、間違いなく悪化したことでしょう。

それ以来、保健師という人が嫌いになってしまいそうでした。

2人目の時は、訪問は断りました。

定期健診で、保健所にいくと、とてもまともな優しい保健師さんが沢山おられました。たまたまあんな人に担当されてしまったのだと思います。

仕事の為の仕事になっていてはいけませんね。何でもいいから粗を見つけて「指導」しないとと思っているからなのでしょうか。

それ以前に、まず人の家を訪問するマナーをこちらが指導してあげたかったですね。(笑)