Mamaのつぶやき

子育ては終わったけれど‥これからの生き方を考えつつ、平凡なシニア主婦が呟きます

婦人科の病気~由紀さんの場合


続き

7月2日、通院日。

出血した事を伝えると「生理かもしれないが、量が多いので
続く様なら、次回は早めに診察を受けに来て。減ってきたら、1週間後に。」
と言われ、薬は出なかった様です。
年配の医師だったので、若い医師と、いう事が違う気がして
戸惑う由紀さん。

7月9日に通院。
HCG値は2.0 でした。
こんな長い時間をかけても、なかなか0にならない事も
あるのですね。

子宮には問題無し。先日の出血は、不正出血とのこと。
生理では無い理由は、排卵していないからだそう。

内膜は順調に再生されていると言われ、この日をもって
治療は終了となりました。

抗がん剤を使う様な事態も考え、不安な日々を過ごした由紀さんの長い通院が終わりました。
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流産後の手術やその他の掻把手術後、
こういったトラブルが女性には誰にでも起こり得ると思います。

医師からは、最悪の場合では~と怖い話をされて、不安になる事でしょう。

でも、回復が異常な事を指摘されても、ほとんどの方は、長い時間をかけて
ゆっくり回復します。大丈夫です。

今、由紀さんと似た様な状況で不安になっている人がおられるなら
医師を信じて、ゆっくり治療して行きましょう。

少しでも、由紀さんの体験談が参考になれば幸いです。




2週間後の通院です。

6月25日、前回の検査結果は、HCG13,3 だったそう。

なかなか0にならないですね。
通院は続きます。

ただ、この日は、気になっていた白いもやが消えていたそうです。

それだけで、ホッとした由紀さん。
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この日は若い方の医師。
「小指先ほどの血の塊があるので、それが排出されればもう大丈夫」
と言われました。でも、HCGが0になるまでは通院が必要とのこと。

気になるなら、市販の妊娠検査薬でチェックしてもいいと言われたそうです。

順調にHCG値が下がっていれば、陰性のままのはず。

だらだらと続く少量の出血は
生理ではなく、粘液だそう。
収縮剤で完全に排出させましょうと言われたそうです。

なので、この日は、止血剤は無く、子宮収縮剤が1週間分でました。

6月30日、血液の塊が排出。
翌日、腹部の違和感に続き、痛みがでたそうです。
塊や多量の出血がありました。






6月11日の通院日、前回とった血液検査の結果は、HCG値、22だったそうです。


最初医師から言われて心配していた数値の激しい上昇は無く、
少しずつですが下がってきている事に安心した由紀さんとお母さん。

ただ、もう一つの気になる点、
エコーで見える子宮の白いモヤモヤ。
減ってはきているが、まだあるとのこと。

これが何かがわからないので
まだ不安は残ります。

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この日は、尿検査を受け、陰性だったそう。
ということは、かなりHCGが低くなったということ。

このまま放置して、生理で自然に排出されないのかと由紀さんが
質問したそうです。
通院が長くなり、経済的にも負担が大きく
このまま自然に回復するなら、通院を終わりにしたいと思ったのです。

答えは、「生理で全て排出されますが、
あなたの場合、まだ生理は来ないと思いますよ。」と言われたそうです。

まだ少しづつ、出血があるので、止血剤と子宮収縮剤が処方されました。

軽いスポーツはしてもいいが、山登りの様に息があがるような事はしてはダメと言われたそうです。

次の診察は2週間後でしたが、それまでの間、止血剤を飲み忘れたら少し出血し、
収縮剤を飲むと腹痛がするので、飲むのを止めたそうです。

1週間後の6月4日、診察日でした。

前回取った血液の検査の結果は
HCG47。

ゆっくりですが
下がってきています。
でも、まだ組織が残っているということ。
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エコーでは、まだ血流の多い部分があり、
何も変化していないと言われました。

この血流の多い部分が気になるとのこと。

一時的に手術の刺激で
血管ができて血流が強くなる事があるそうです。


これがそうであれば良いのですが。

この日は、それだけで終わりました。

また血液を取り、
1週間後、通院となりました。



その後
、出血は無い日々を過ごしたそうです。
28日が診察予定日でした。

前日の夜、再び、塊が出たそうです。
小さい子宮からこんなものがでるなんてと
驚いたそうです。

でも、それはきっとHCG値の原因で
回復を遅らせている残存物なのでしょう。
どんどん出た方がいいですよね。
28日に聞いたHCG値は、98.6でした。
なかなか0にはなりません。

だらだらとゆっくり排出されるせいで
ずっと通院しなければならないし
絨毛がんや、絨毛性疾患の不安も残ります。

由紀さんの場合、侵入奇胎という病気、というか
合併症の心配が残っています。

気になって
ネットであれこれ調べた様です。

HCG検査は、妊娠検査だけでなく
悪性腫瘍を調べる腫瘍マーカーとしても使われています。
ダウン症候群出生前診断にも使われるそうです。
(これについては色々、意見があるようですが)

私も、この年齢になるまで
こういう病気や検査がある事を知りませんでした。

絨毛疾患は、胞状奇胎(異常妊娠)後の手術の後に
侵入奇胎や絨毛癌になる人もいるそうです。

流産や掻把手術後に、なかなか出血が止まらず、
HCG値が高い場合は、こういう病気を疑うという事です。

妊娠の残存物が組織に入り込み、
増殖していくというものでしょうか。

だから、抗がん剤で治療するのですね。
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流産とか、手術にしても
術後1週間ほどで回復するものと思っていたので、
こんな怖い病気があるとは
そして、この病気と戦っておられる人がいるということも
知らず、申し訳ない気持ちになりました。

由紀さんの体験を聞いて、自分の無知さに恥ずかしくなりました。

恐い病気ではありますが
きちんと治療することにより
ほとんどの方が治癒されているようです。

そして再び出産もされています。
ただ、そこまでの精神的な苦しさは本人でなければ
わからない事でしょう。

この時期、由紀さんもお母さんも、不安な気持ちがあったと思います。

もし、HCG値が上がってきて
抗がん剤治療となったら
まだ小さい子供さんもおられますし、
仕事のこともありますし
色んな事を考えたそうです。

長い入院生活、脱毛もあるだろうし
副作用も苦しいのだろうかなど
本当に若い方なので、辛いことだと思います。

ネットで検索した由紀さんは
「回復した人や自分と似た様な症状の体験談を読んで
心強かった。
自分の体験も、結果が良くても悪くても、
似た様な事で、悩む人の参考にしてほしい」
とおっしゃっていたそうです。

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