由紀さんは再手術後1週間経ち、診察へ。
今度こそ、もう大丈夫だろうと思っていたようですが
再び「経過がよくないですね。収縮が弱い様ですね」と言われたそう。
術後、出血が多かったとのことで
血液検査で貧血を調べると言われたそう。
この日も年配の医師。
再手術代は無料だそうですが
診察にも費用がかかります。
いったいいつになったら通院は終わるのか、と
仕事も家庭も気になる由紀さんは不安になったそうです。
また1週間後に来院する様に言われ、
5月14日に診察。
この日は、若い方の医師でした。
年配の医師と違い、説明がわかりやすいそうです。
カルテを見ながら
「再手術では、完全に取りきれなかったと書いてありますね」
と言われたそう。
そして子宮内はこれまでと変化無しで、
モヤモヤした影と、血流の強さを表す、
気になる部分があるとのことでした。
え?最初も二度目も下手だったってこと?
内膜を傷つけて、大出血を起こしたり
破裂などのミスがあってはならないので
慎重に手術をされた結果なのでしょうが、
由紀さんは年配の医師に対して不信感が湧きました。
そして、HCG値を調べる為に血液を取られました。
尿検査では妊娠反応で陽性がでたとのこと。
という事は、まだ残留物があるということを示します。
(HCGとはヒト絨毛性ゴナドトロピンと言い、妊娠中にのみ生み出されるホルモンのこと)
そして、医師から今後の治療について説明があったそうです。
その内容は、由紀さんにとって、とても怖く、不安になるものだったのです。