アマゾンプライムではありませんが、昨年公開された映画「ロケットマン」を紹介します。
作品名から何かヒーロー物かと思われそうですね。
イギリスの天才ミュージシャンのエルトンジョンの半生をミュージカル仕立てで描いた映画です。
今現在、ゴールデングローブ賞のミュージカル部門主演男優賞、主題歌賞を受賞し、オリジナルサントラがグラミー賞にノミネート、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされています。
「ボヘミアンラブソデイ」の大ヒット後の公開とあって、ミュージシャンの伝記物にのっかたのかと思われそうですが、そうではなさそうです。
「ボヘミアンラブソデイ」の最終監督デクスターフレッチャーが指揮していますが、「ロケットマン」の企画はボヘミアンより前にあったようです。
タイトルは、エルトンジョンの1972年の名曲「ロケットマン」を使っています。
「ロケットマン」
〇2019年 イギリス、アメリカ合作映画
〇主演 タロン エジャートン
〇留守がちな軍人の父親と険悪な仲の母親の間で一人っ子として育ったレジナルド ドワイト(レジ―)=(エルトンジョン)は、愛情を求めても父親には冷たくされ、母親にも放置されて寂しい子どもだった。
唯一同居していた祖母が、彼のピアノの才能を見抜き、応援してくれる。
音楽の道に進んだレジ―は芸名をエルトン ジョンとし、作詞家のバーニー トーピンと出会い、大ヒットを次々と生み出す。
エルトンは密かにバーニーに想いをよせるが、バーニーは気持ちは理解はするものの親友として見守っていく。
孤独なエルトンは、やり手のプロデューサー、ジョン リードと出会う。ジョンリードと恋人関係になったエルトンは、薬物依存症、アルコール依存症に陥り、自殺未遂を図るまでに追い込まれていく。それでもジョン リードは、次々と仕事をやらせ、エルトンを利用し心を弄ぶ。
有名人となったエルトンが、再婚した父に会いに行ったり、恋人と暮らす母に催促されるまま送金しても、そこには息子への愛は無く、冷たく突き放される。
悲しみで心が荒れるエルトン。親友のバーニーとも離れてしまう。
「ただハグしてほしかったんだ」と涙を流す男の子のエルトン。大人になっても愛を貰えず、こっそりトイレで涙を流すエルトン。自殺未遂をした後であろうが、薬物でボロボロであろうが、プロ意識で笑顔でライブをする。
やがてエルトンは医療施設に入り、依存症を治す。そんなエルトンの元にバーニーが帰ってくる。
エルトンがカウンセリング中のシーンで、子ども時代の自分を大人の自分が抱きしめる幻想シーンはほっとするような、悲しいような、複雑な気持ちになります。
どんなに名声を得ても、お金があっても、欲しい愛は得られない。幼少期の頃の寂しさは大人になるにつれて闇が深くなっていく。
ゲイである事で欲しい愛を得られず、女性と結婚したが傷つけてしまったエルトンの悩みは尽きない。
リアルタイムでエルトンの曲を聴いていた自分には、あの時はそうだったのかと今理解できました。
それにしても、エルトンのプロ根性には感服します。
子育て中の親御さんに見てほしい映画でもありました。幼少期に愛してあげる事がいかに大事かが伝わる映画でもありました。
全ての歌をタロンエジャートンが歌っています。とてもいいです。
タロンの演技も歌も素晴らしく、ファンになりました。
特に「僕の歌は君の歌」ができるシーンは鳥肌がたちます。
バーニーが立ち去るシーンで、バーニー役のジェイミー ベルが歌う「グッバイイエローブリックロード」も最高でした。
救われたのは、現在のエルトンが本当の愛を得て、子どももいて、幸せなこと。
この映画がきっかけで、タロンの出世作「キングスマン1~2」も観ました。
「キングスマン2」にはエルトンもゲスト出演していて、「ロケットマン」の制作には「キングスマン」のスタッフが参加しています。
作品名から何かヒーロー物かと思われそうですね。
イギリスの天才ミュージシャンのエルトンジョンの半生をミュージカル仕立てで描いた映画です。
今現在、ゴールデングローブ賞のミュージカル部門主演男優賞、主題歌賞を受賞し、オリジナルサントラがグラミー賞にノミネート、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされています。
「ボヘミアンラブソデイ」の大ヒット後の公開とあって、ミュージシャンの伝記物にのっかたのかと思われそうですが、そうではなさそうです。
「ボヘミアンラブソデイ」の最終監督デクスターフレッチャーが指揮していますが、「ロケットマン」の企画はボヘミアンより前にあったようです。
タイトルは、エルトンジョンの1972年の名曲「ロケットマン」を使っています。
「ロケットマン」
〇2019年 イギリス、アメリカ合作映画
〇主演 タロン エジャートン
〇留守がちな軍人の父親と険悪な仲の母親の間で一人っ子として育ったレジナルド ドワイト(レジ―)=(エルトンジョン)は、愛情を求めても父親には冷たくされ、母親にも放置されて寂しい子どもだった。
唯一同居していた祖母が、彼のピアノの才能を見抜き、応援してくれる。
音楽の道に進んだレジ―は芸名をエルトン ジョンとし、作詞家のバーニー トーピンと出会い、大ヒットを次々と生み出す。
エルトンは密かにバーニーに想いをよせるが、バーニーは気持ちは理解はするものの親友として見守っていく。
孤独なエルトンは、やり手のプロデューサー、ジョン リードと出会う。ジョンリードと恋人関係になったエルトンは、薬物依存症、アルコール依存症に陥り、自殺未遂を図るまでに追い込まれていく。それでもジョン リードは、次々と仕事をやらせ、エルトンを利用し心を弄ぶ。
有名人となったエルトンが、再婚した父に会いに行ったり、恋人と暮らす母に催促されるまま送金しても、そこには息子への愛は無く、冷たく突き放される。
悲しみで心が荒れるエルトン。親友のバーニーとも離れてしまう。
「ただハグしてほしかったんだ」と涙を流す男の子のエルトン。大人になっても愛を貰えず、こっそりトイレで涙を流すエルトン。自殺未遂をした後であろうが、薬物でボロボロであろうが、プロ意識で笑顔でライブをする。
やがてエルトンは医療施設に入り、依存症を治す。そんなエルトンの元にバーニーが帰ってくる。
エルトンがカウンセリング中のシーンで、子ども時代の自分を大人の自分が抱きしめる幻想シーンはほっとするような、悲しいような、複雑な気持ちになります。
どんなに名声を得ても、お金があっても、欲しい愛は得られない。幼少期の頃の寂しさは大人になるにつれて闇が深くなっていく。
ゲイである事で欲しい愛を得られず、女性と結婚したが傷つけてしまったエルトンの悩みは尽きない。
リアルタイムでエルトンの曲を聴いていた自分には、あの時はそうだったのかと今理解できました。
それにしても、エルトンのプロ根性には感服します。
子育て中の親御さんに見てほしい映画でもありました。幼少期に愛してあげる事がいかに大事かが伝わる映画でもありました。
全ての歌をタロンエジャートンが歌っています。とてもいいです。
タロンの演技も歌も素晴らしく、ファンになりました。
特に「僕の歌は君の歌」ができるシーンは鳥肌がたちます。
バーニーが立ち去るシーンで、バーニー役のジェイミー ベルが歌う「グッバイイエローブリックロード」も最高でした。
救われたのは、現在のエルトンが本当の愛を得て、子どももいて、幸せなこと。
この映画がきっかけで、タロンの出世作「キングスマン1~2」も観ました。
「キングスマン2」にはエルトンもゲスト出演していて、「ロケットマン」の制作には「キングスマン」のスタッフが参加しています。