Mama Club

日常の困った事、疑問に思った事や色んな体験談を呟きます。ペットロス中です。

2018年12月

薬をのますのをやめてから次第に元気になってきたR。


ぐったりして水も受け付けなかったのに、ごくごく飲みだし、ご飯も食べる様になりました。


薬が完全に身体から抜けた後は、嘘の様に復活しました。


でも、病気は治った訳ではありません。それでも、Rの生命力には驚きました。


当時、桜が咲き始めた頃でした。「Rに桜を見せてあげよう」と思い、近くの桜並木にRを連れてお花見に行きました。


散歩以外で外出したのは久しぶり。


公園で風を感じ、桜の香りと花びらに包まれて、Rは楽しそうでした。


その日から、益々食欲がでてきたR。以前の下痢や腹水もありません。


本当に末期だったのかなと感じるほどでした。


でも、シャワーをすると、痩せこけているのがわかりました。顔も細くなっています。


薬もやめて、このまま自然にゆっくりと過ごせたらいいけどなと祈る日々。



春が過ぎ、夏になると、再び腹水が溜まってきました。痩せていましたが、毛と腹水であまり目立ちません。


番犬の仕事もちゃんとやっていて、知らない人が来れば吠えます。玄関まで走っていきます。


まだ元気だぞと言っている様に見えました。


手作りのご飯に飽きたのか、好き嫌いをする様になってきました。


たまに牛肉の脂分を落としたものをあげたり、脂肪分の少ない市販のレトルトのおじや風のフードもあげてみたりします。

ここまでくると、食べるものは何でもあげようと、おやつでも何でもとにかく食べてほしいと思うようになりました。

犬にとっての1日は、人間より老化のスピードが速い訳で、毎日を必死で生きているRに、好きなものを食べてもらい、ストレスの無い生活をしてほしいと願っていました。


最初に病気がわかって、余命宣告されてから10か月が過ぎていました。


良くなったり、悪くなったりを繰り返しながらも、苦しむ様子は見せず、静かにゆっくりと弱って行く様でした。

秋には13歳の誕生日がきました。誕生日まで生きててほしいと願っていた我々家族にとって、本当にうれしい事でした。

誕生日が過ぎた後、益々食欲が無くなり、動きもゆっくりになってきました。水は良く飲んでいます。


トイレは外でしたがるのですが、階段をトントンと降りていく事が負担になっていた為、楽に降りれるように、段差を浅くしてあげたりもしました。

時に降りる力が無く、その場にじっと座り込む事が増え、抱っこしてそっと外に出してあげる様になりました。腹水のせいで、またトイレが近くなっていました。

無理に外でしなくてもいいように、室内トイレを外にでる出口の場所に置いておきます。力が無い、間に合わない時は、そこで用を足す様になり、少しほっとしたものです。

Rにとっては、外で出来なくなった事を悔しく思っている様な、室内でトイレをするなんてダメな事だと思っているのではないかと感じるのです。犬のプライドというか、R自身が「こんな風になって情けない」と思っている気がしました。


トイレに間に合わない事が増え、下痢の回数も再び増えてきました。マットを汚す事も多くなり、毎日新聞紙を床に敷き詰めたり、マットを洗う日々。これが飼い主のやるべき責任であり仕事です。


誰も文句なんかいいません。人間と同じです。誰でも最後はこうなるのです。


誕生日から1か月後、朝は早く起きてきていたのが、起きてこず、寝てばかりいる日が増えてきました。



 Rがリンパ管拡張症だと診断された時、「下痢が続くからと普通の下痢の治療をしたらダメなんですよ。逆効果になります。」と言われました。

無理に腹水を抜くのもだめだとの事。
腹水には栄養が入っていて、抜いてしまうと弱ってしまう事があるそうです。

むやみに処置をしないのはそういう事もあっての事でしょう。色々やれるだけは手をうってほしいという飼い主には、何もしてくれない無責任な医師に思えるかもしれない。

私には、合っていた。Rにも合っていたと思います。手術をした医師よりは。

実は、Rの血液検査の結果は、最悪でした。


3回目に通院した時、「肝臓にも腫瘍があるみたいですね。残念ですが…覚悟した方がいいでしょう。」と言われたのです。

腹水が溜まる事自体が、そういう事…。

もう完治する事もないだろうし、老犬で、治療がストレスになるなら、このまま薬で、苦しまない様に、一日でも長く安らかに過ごせる様にしてあげましょうと医師と話して決めました。
涙が止まらず、Rを抱きしめて泣くしかなかったのです。

おそらく、手術をしたあの医師なら、Rを奥の検査室に連れて行き、あれこれ検査をし、また手術を勧めたかもしれません。

Rの安らかな最期の迎え方に対する私の考えに寄り添ってくれた医師に感謝をしました。


そして、本当に覚悟を決めるほどの病気なのかな?と思う位、Rは一時的に元気になりました。


最初に病院に行ってから3か月間は、すっかり回復したかの様でした。


脂肪分の少ないササミと野菜などを煮込んだご飯を中心に作り、1日でも長く楽しく生きて欲しいと祈る日々。
Rのご飯を作る時、台所に来て私の横にちょこんとすわり、ご飯を待っているR。

食べる事に意欲が出てきた事が一番嬉しかったのです。


が、それもある日突然に変化してしまいます。IMG_1396



Rがぐったりして横になったまま動かなくなったのです。

意識はしっかりしており、呼吸も普通。苦しそうでもなく、目も穏やか。苦しい時は、目が悲し気になり、おびえるのでわかります。

この時は、苦しいというより、身体がだるくて動けないのではと思いました。


何かおかしい、病気が悪化したにしては急すぎるし、他に原因があるのではないかと感じました。



それまで気にかかっていた事が一つありました。薬です。


心臓は元気なのに、なぜ心臓の薬を飲ませるのだろうという事。


おそらく、もう長く生きられないので、心臓も弱ってくるはずだから、少しでも動かそうという事でしょうが、最近の元気さは、薬の効果ではなく、R自身の元々の心臓の強さで元気なのではないか?


ならば、まだこの薬は必要ないし、むしろ負担になっているのではないかと気が付きました。あくまで私の思いであり、正しいかどうかはわかりません。
病院では、薬を減らしていました。ステロイドもやめて、心臓と、すぐに溜まってくる腹水を出しやすくする薬?だけになっていました。


なので、むやみに薬を沢山飲ませている訳ではなかったのですが。

ここで、薬を飲ませるのをやめてみました。


すると、3日後には、Rは復活したのです。やはり、薬が負担だったのだろうと自己判断ですが納得しました。

でている薬は、病気の治療薬ではありません。飲ませなくても、病気は進行するのです。

Rが苦しむ事だけは少しでも避けたいと思っての判断でした。

子犬の時以来、久し振りにその動物病院に行きました。

あまりに年数が経っていたので、前と変わっていたらどうしようと不安もありましたが、かといって他に連れて行きたいと思う所が無いので、病院があの時のままでありますようにと祈っていました。


幸運にも、全く何も変わっておらず、医師もあの時のままでした。

Rは、連れて行かれた所が病院である事はわかった様で、恐怖で震えています。

「大丈夫だよ。怖いんだね。何もしないから安心して」と医師が優しく声をかけます。

そしてむやみに触りません。そっと優しくRの様子を見ながら観察しています。



医師の様子を見て、ああ、良かった。ここに来て正解だったとホッとしました。

以前の手術の事など話しましたが、尻尾は見ればわかるので、ただ頷いてくれました。

そして「本当に怖かっただろうね。嫌な体験をしたんだね。病院が怖いのは当たり前だよね。もう大丈夫だよ。怖い事はしないよ。」と話しかけて、Rを落ち着かせてくれました。


この時、色んな事が頭に浮かびました。

友人がパピヨンを数か月前に亡くしていました。

亡くなる前の状況を聞くと本当に可哀相でした。

かかりつけの病院があり、そこでは、あと何日もつかわからないと言いながら最期まで通院させ、注射をうっていたそうです。

パピヨン君は、それが辛くて怖くて、病院に行くたびに嫌がり泣いていたそう。

でも、「医師が連れてこいと言うし、もし途中で辞めてしまったら後悔しそうだったから、無理やり連れていった」そう。
でも、ある朝、パピヨン君は天国に行ってしまいました。友人が見つけました。最期の時を見る事もなく。

前日も泣いて嫌がるのを無理やり注射をしたばかりでした。友人の頭に残ったのは、愛犬が嫌がり泣いて抵抗する様子だけでした。

どうせ亡くなるのなら、あんな思いをさせなくても良かった。

医師まかせにしないで、自分で愛犬が少しでも安らかに天国にいける様にしてあげれば良かったと、毎日後悔ばかりしていたそうです。

友人を誰も責める事はできません。少しでも長く生きてほしかった、少しでも回復してほしかったという愛犬への思いがあったからこそですから。パピヨン君は恨んでいない、最期まで有難うと感謝していると思います。


何が良いのか、私もわかりません。どんなに頑張っても、いつかは寿命がきます。人間も。

残された人は後悔するものだと思います。仕方がない事だと思います。愛情があればあるほど辛くなるのですから。

冷たい無責任な人間に比べたら、素晴らしい飼い主さんだと思うのです。


と言いながら、自分はどうだったのでしょう。


自分にそう言い聞かせるしか辛さから逃れる事はできませんでした。


話を戻します。
医師はRの症状、腹水を見て
「おそらく腸リンパ管拡張症でしょう。腹水がたまるという事は、重症化しているという事です。治療には何年もかかります。老犬でもあるので、R君にあまり負担をかけないで、なるべく楽にすごせる様に、薬で様子を見て行きましょう。」
と言いました。血液検査などをし、注射と投薬で、その日は帰りました。


Rは心臓はとても元気だという事でした。

しばらくは、2日置きに通うことになり、体重を測って腹水が減ったかどうかを調べます。

薬はステロイドと心臓の薬、利尿剤をだされました。


薬が効いたのか、次第に腹水が減ってきて、走り回るほど元気になり、便も尿も普通に出るようになってきたのです。


ステロイド剤は減らされていきました。通院も1か月後にと言われるまでになり、ご飯ももりもり食べる様にまでなっていました。

この時から、毎日手作りのご飯を食べさせていました。


腸リンパ管拡張症というのはどんな病気なのか、後日お話しようと思います。

そーっと抱っこして、お腹を上にして寝かせチェックしました。

お腹が異常に膨らんでいます。


いつの間に?毛がふさふさになり、太ってきたなあと思ってはいましたが、突然お腹が大きくなった様な気がしました。
腹水の様な気がしました。

最近、トイレが近い、おしっこが出にくくなっている、何回も下痢をしている。


どっちみち、すぐに病院にいかなくては。


どこに?普通なら手術をした病院に連れていくところです。2年ぶりになります。


何となく同じ病院には連れていきたくありませんでした。

私と医師との相性かもしれません。

Rにとっても恐怖体験をした場所ですから、また連れていけば前よりももっと恐怖に震える事でしょう。無表情な冷たい感じの獣医師に、Rを預ける事にどうしても抵抗がありました。


また色々いじられるのではないか、予防接種を強制されるのではないか(手術後の5~6種の予防接種は止めていました。老犬でほとんど家にいるからです。手術の時は、入院する為に仕方なくやりましたが)とか、獣医師の言い方に強さがあり、自由にこちらの希望を言える雰囲気ではなかったからです。


そして、一番の理由は、Rに対する医師の態度でした。

事務的に扱って居る様な、動物好きな人の持つ温かさが感じられなかったのです。これはあくまで私と医師の相性であり、他の飼い主さんには信頼されているのかもしれません。
私が不信感を持つならば、Rはもっと不安になるでしょう。


そこで、再び動物病院探しが始まりました。


誰でも知っている有名な人気のある病院がありました。

しかし、口コミを見ると、人気があるのでいつも混雑し、待たされたり予約が必要など、仕方の無い事なのでしょうが、いつでもすぐに看てもらう事は難しい様でした。それに自宅から遠いのです。

自宅から近く、いつでも見て貰えて優しい医師の所が無いかと探しました。以前もそうやって探したのですが、今回は飼い主の意見が言いやすい医師のいる病院を選ぼうと考えました。

でも、いくら評判が良いと言っても、実際に行ってみないことにはわかりませんよね。


また振り出しに戻り、悩んでしまいました。


そこで思い出したのは、11年前に1回だけ行った事のある動物病院です。


Rが1歳の時、急に様子がおかしくなった時がありました。

好きなはずの散歩を嫌がり、どこか痛そうに震えていたのです。

その時の私は、犬を飼い始めたばかりでどうして良いのか慌てました。とにかく病院に連れていかなくてはと思い、近所にできたばかりの動物病院に駆け込みました。

「どうしましたか?」ときかれても、「何か様子がおかしいんです」としか言えないダメな飼い主でした。
医師はRをそっと触り、「足が痛そうですね」と言い、「いつもいる部屋には椅子がありますか?」と聞かれました。

Rのハウスはリビングにあり、いつもソファや食卓の椅子にピョンと乗り、座っていました。その話をすると「この犬は足が弱いので、なるべく椅子には飛び乗らせない方が良いでしょう。脱臼をしやすく、癖になると最悪手術になったり、歩けなくなったりしますよ、床も滑らない様にマットを敷いたり、気を付けてあげてくださいね。」と教えて貰いました。


医師は怖がるRをほとんど触らず、じっと様子を観察するだけでした。レントゲンを撮る訳でもなく検査をする事もなく、様子を見てくださいとの言われました。

費用も安く、これで本当にいいのかな?と拍子抜けしたほど。

痛み止めの注射を打ってもらい、痛み止めの薬を貰って帰りました。

診断も処置も正しかった様で、Rはその日のうちにすっかり治ってしまいました。


この時、医師はむやみにRをいじりませんでした。あれやこれやと検査する事もなく、お金儲け主義では無い事はわかりました。

これが、飼い主によっては、「何も手をうってくれなかった。もっといじってほしかった」などの評価になるのでしょう。


つまり、動物病院と飼い主の考え方が近ければ、それが良い病院となるのかなと感じました。

私の様に、あまりいじってほしくない、検査や注射もむやみにしない、ペットがストレスになる事はしたくないという考えの人と、できるだけ、色んな手を尽くして、少しでも寿命をのばしてあげたいと言う飼い主もいる事でしょう。そういう人は、色々やってくれる病院が合うでしょう。


今思えば、あの病院なら、Rにとってどうすればストレスにならないかを一番に考えてくれる気がしました。思い切ってまたあの病院に行ってみようかと決めました。


この様に、動物病院を決めるのは飼い主にとって悩ましい問題です。

10歳の時に肛門周囲腺腫になったRは、手術によって元気になりました。


薄くなっていた毛はふさふさになり、見た目も可愛らしくなりました。


肝臓は薬をしばらく飲ませれば良いだろうというレベルだった様で、特に他には何も異常は無く、これで元気に長生きしてくれるよね、と家族皆が喜んでいました。


大切な尻尾を失い、大変な負担のかかる手術をしたのですから、元気になってもらわないと困ります。


お尻の傷は心配していたよりもすぐに治り、手術の為に毛を剃られていた部分も毛がはえてきました。


ただ尻尾が無くなり、見た目に違和感がありました。


R自身は、おしっこをする時、片足をあげなくなり、しゃがんでする様になりました。尻尾が無いので、バランスが取れなくなったのでしょう。


言葉が話せたら、Rの気持ちを聴いてみたかったです。おそらく尻尾が無くなってとても動きにくくなったと、愚痴っていたんじゃないかな。

ご飯も良く食べる様になり、ころころと太ってきました。あまり太らせてはいけないねと言いながら肥満には気を付ける様にしていました。


Rの誕生日は秋でした。12歳の誕生日を迎えた後、寒い冬が来ました。


それまで、夜はトイレに起きる事の無いRが、深夜にトイレに行くようになりました。


室内トイレもありますが、Rは庭でトイレをする習慣がありました。


眠くて、しかも布団からでたくない寒い時に、外に出してくれとRが戸をカリカリする音で目が覚めます。そそうをされたくないので、仕方なく起きて外に出します。

我慢できないって感じで慌てて外に出るのですが、おしっこはほんの少ししか出ず、すぐに部屋にあがってきます。また寝るのですが、しばらくするとまた同じ事の繰り返し。

便もそうです。下痢状の物が少しでるだけで、何回もトイレにいくのです。



何かがおかしいと思いました。太ってきたと思っていましたが、よくお腹を見ると実は腹水ではないかと感じたのです。

うちのチワワのRのお尻の腫瘍は、「肛門周囲腺腫」というものでした。

この病気は、去勢をしていない老犬がなりやすいそうで、まさしくRはそうでした。

治療は、腫瘍を除去する事になりますが、同時に去勢も行うのが再発防止として一般的なのだそうです。

そうだと思えば、Rの手術も仕方が無かったと思います。

人によっては、これは良性腫瘍だし、切除しなくても自然治癒する事もあるし、去勢もしなくてよいという意見もあるようです。


腫瘍の場所、大きさ、犬の生活の質のレベルによって、判断が分かれるのかもしれません。


Rの場合は、痛がっていましたし、腫瘍がどんどん大きくなり、放置しているとやがて破裂し、化膿したり、肛門破裂を起こし、排便ができなくなるという恐れがありました。

結局はもっと大変な手術をし、痛い思いをさせる事になっていたでしょう。


現実に痛がって、震えている様子を見れば、早く摘出してあげたいと思ったのです。


幸い腫瘍は良性でしたが、もしかすると悪性だったかもしれませんし。


後から後悔するよりも、できるだけの事をしてあげる事が飼い主の責任だと思いました。


麻酔の危険性、手術の危険性を心配して去勢していなかった私の責任なのです。

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      肛門周囲腺腫とは 

犬のお尻の穴の周りには肛門周囲腺という分泌腺があり、主に皮脂を分泌しています。
この腺が腫瘍化したものが肛門周囲腺腫です。

肛門付近の毛の生えていない部分につるんとしたしこりが見つかります。稀に毛の部分、尻尾の部分にできることもあります。数か所同時にできる事もあります。

高齢の去勢手術をしていないオスの犬にできます。男性ホルモンが関係する腫瘍の為、若い頃に去勢をした犬やメスの犬には、ほとんどできません。

治療は、手術になります。(上記に書いた内容)


※注意※
同じ様な場所にできる腫瘍で、メスの犬の場合は注意しましょう。
アポクリン腺癌といって、悪性の腫瘍の場合があります。
良性の肛門周囲腺腫は、その部分だけを全て切除すれば治りますが、悪性の場合は見た目がちいさくても完全な除去は難しく、他の部分に転移している場合もあるので、治療は非常に困難となります。


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Rの様に、できた場所がお尻で、気がつくのが遅れたり、様子を見ようと放置していたり、老犬だから麻酔は恐いなどと考える方もいらっしゃるかもしれません。私もそうでした。

最近の麻酔法の技術の発達もあり、実際には心配はいらない様です。しこりを見つけたら、できるだけ小さいうちに切除してあげる事が一番大事だと思います。

私は医師に言われました。「もう少し早く、腫瘍が小さいうちに切除していたら、尻尾は切り落とさなくても済みましたよ。」と。

後悔する前に、小さいしこりであっても見つけたらまず病院に連れて行く事をお勧めします。

*****お迎えの日*****                   



朝9時に、病院から電話がありました。

支払う料金を聞き、お迎えはお昼に行く事になりました。

「今朝は、立派な便もでていて、調子も良いですよ。」と言われホッとしました。

費用は結局、20万近かったと思います。あれこれ追加され、犬ドックみたいになり、仕方ないかな、健康の為ならと思いました。地域によっては、もっと高いところもあるはずです。


受付で、医師から説明を受けました。

腫瘍は検査に出すので後から結果を教えますとのこと。(結果は良性でした)
肝臓の数値が少し悪いので、薬を飲ませてくださいと、抗生物質、鎮痛剤の他に肝臓の薬が追加されました。

傷口の処理などは、思ったより神経質にならなくても良さそうで、お尻が汚れたら濡らしたガーゼでそっと拭くだけで良いとの事でした。

驚いたのが、同時に摘出した睾丸の一部が腫瘍化していた様で、現物を見せながら説明されました。

毛が生えてこなくなったのは、これが原因だったのかもしれません。こういう事があると、やはり若いうちに去勢手術はしてあげた方が良かったのかなと思いました。


それにしても、一度に大変な手術を受けさせ、注射をし、どれだけ身体に負担がかかった事でしょう。

麻酔が醒めたら、さぞ痛みが襲うことだろうなと、Rの事が可哀想でたまらなかったです。


支払いが終わると、奥の部屋から看護師さんがRを連れてきました。

首に大きなエリザベスカラーをつけています。

私の顔を見た途端、走って飛び込んで来ました。


すぐに抱き上げようとしたのですが、お尻の部分があまりにも痛痛しく、どう抱えたらいいか躊躇ってしまいました。


そーっと抱き上げると、「クウーン、クウーン」と泣いています。

「いったい、どこに行っていたの?なぜこんな所に僕を置いていったの?恐かったよ!」と責められている様に聞こえました。

車に乗せている間もずっと「クウ クウ」と声をだしていたRでした。


家に着き、いつもの慣れた部屋にRを置くと、やっと落ち着いた様でした。でも、まだ麻酔が残っている様で、ふらふらと歩き、目も力が無かったのです。

エリザベスカラーに慣れず、ちょっと動くとぶつかり、ふらつき、「僕はいったいどうしたんだろう」と思っている様でした。
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お尻は、毛を剃られ、縫われた傷口が痛そうで、なにより、尻尾が無くなったのは、やはりショッキングな事でした。こんな目にあわせてしまって、本当にごめんなさいと、Rに謝りながらまた涙が出て来るのでした。





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