Mamaのつぶやき

子育ては終わったけれど‥これからの生き方を考えつつ、平凡なシニア主婦が呟きます

2018年10月




*********(1)脱毛症みたいになった*********




毎年毛が抜け始める夏になると、ペットショップでサマーカットをしてもらっていました。


いつも同じペットショップにお願いし、そこはRの実家?でもありました。

9歳の時だったか、ペットショップにお迎えにいくと、Rは顔がこわばり、震えていました。


私に飛びつく勢いで、何か怖い思いしたのかなと感じました。

慣れているお店なのに、と思って中を見ると、いつもと違う男性の店員さんがいて、その人がカットを担当された様でした。



いつもは女性だけのお店で、可愛がってもらって「大人しくて、おりこうさんでしたよ。」と言われるし、怖がり屋さんなので、暴れる事はなかったと思います。


この時は、何も声をかけられずに、黙って男性からRを渡されました。

(感じ悪いな、この人、Rを乱暴に扱ったんじゃないの?)と思わず思ってしまいました。


Rは家に帰るまでずっと震えていました。ショップの中で、恐い目に遭った事は間違いありません。痛い目に遭ったのかもしれない。犬は説明ができません。


もし、ショップに問い合わせても、正直に話す可能性は無いだろうと思い、聞きませんでした。


傷らしいものは無く、綺麗にカットしてあったので、まあいいかと。


いつもは、カット後、秋になると毛がふわふわして可愛くなってきます。


ところが、その年は、足の付け根、背中などところどころ毛がはえてこない部分があり、見た目は皮膚の病気にかかったかのようでした。


狂犬病の予防接種に行った際、獣医師から「毛が生えないのはホルモンの病気かも」と言われましたが、むやみに注射や薬をやりたくない私は、病院には連れていきませんでした。


もしかして、あのペットショップのストレスのせいではないかと想像したり、少しずつは生えてきていたので、時間がたてば綺麗に生えそろうだろうと思っていました。


R自身は、元気でいつも通りに過ごしていましたので、心配はしていませんでした。



翌年の春にはだいぶ生えそろいましたが、以前の様なふわふわな毛並みはなくなっていました。


もう老犬になってきたからかな~なんて家族で話してその時は気にしていませんでした。


そんなある日、車の助手席にRを乗せて運転していた時のこと。

Rはドライブが大好き。

まるで人間の子どもみたいに外を眺めてはクンクンと声を出し、信号で止まると運転席を見て、早く動いてと言いたげでした。


長いドライブも酔ったこともありませんでした。


そんなRが、普段と違う様子を見せ始めました。


車が動きだすと、ブルブルと小刻みに震えるのです。震えるのはどこか痛い時か、怖い時です。


車の振動が良くないのかなと思い、様子を見ていました。


いつもなら、立ち上がって窓の外を眺めているのに、座り込んで、じっとしています。表情はおどおどしています。

それ以来、何かおかしい、どこか悪いところがあるのではないかと気になり始めました。

うちには、以前チワワの男の子、Rがいました。

2年前に病気で天国に旅立ちました。13歳でした。


初めて飼った犬でしたので、最初は慣れずにいたづらをするRを怒ってばかりいた気がします。


もっとこうしてあげればよかった、もっと可愛がってあげたらよかった、もっと早くに病院に連れていけばとか、色々後悔する日々を過ごしてきました。

10歳まで、病気もせず、元気なRでしたが、腫瘍が見つかり、手術して回復したものの、13歳で天国に行ってしまいました。

少しだけの間、介護ができ、色んな話しかけも出来て、心の準備ができ、最期を看取らせてくれたRに感謝しています。


3年間の犬の病気とどう向き合ったのか、我が家の場合ですが、振り返ってみたいと思います。

                                                  IMG_1411



             
 ***チワワのRの体験日記まとめ 目次************


(1)脱毛症みたいになるーーーーーサマーカット後、毛が部分的にはえてこなくなる。


(2)腫瘍ーーーーーーー10歳の時、尻尾の付け根のお尻部分にしこりが見つかる。


(3)尻尾切断、他手術ーーーーー手術で腫瘍をとる。術後、尻尾を動かすと傷口が開く為、尻尾は切り取る必要があると言われる。睾丸も摘出。


(5)12歳ーーーーーー1月に下痢が続き、悪化。トイレに頻繁にいく。腹水が溜まる。余命宣告を受ける。薬の副作用で弱る。薬をやめたら持ち直した。

(6)13歳ーーーーー誕生日を迎えてから1か月後、眠るように天国へ。



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次回から、体調を崩してから亡くなるまでの様子を、順に書いていきたいと思います。


子育てがそうであるように、ペットの育て方も人それぞれだと思います。


飼う人の考え方、ライフスタイルによって、やり方が違って当然です。

おそらく、私の考え方を否定される方も絶対いらっしゃると思います。私のやり方が間違っていたから、Rが病気になったのだと思われる方もいるでしょう。

もう少し長生きできたのに、寿命を縮めたのかもしれません。

それも、後悔した事もあります。


でも、命を愛しむ気持ちを持って、その時のできるだけの愛情を捧げ、やれるだけの事をしたのであればそれで良かったのだと思う事にしました。


一緒に過ごした時間が幸せだったからだと思います。


ペットロスはなかなか無くなりませんが、Rの写真に笑顔で話しかけた方がきっと喜んでくれると思っています。


金木犀の花が咲き始めました。とても良い香りです。


Rは金木犀の花が満開の時に、息を引き取りました。この時期になると思いだします。


                                   続く

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