ある日ピンポーンとドアホンが鳴りました。

「お宅の屋根の上の部品が外れかかっているんですけど、ご存知ですか?」と言われました。
○○ハウスという名前入りの作業服を着た若い男性が、「こっちから見えます」と少し離れた場所から指さします。

遠い上の部分なのでよくわかりません。
「仕事に行く途中に、屋根をみながら行ってたら外れているのに気が付いたので」とその人が言います。

屋根の修理を専門にやっているので、人の家の屋根を見ているそうです。
そうやって仕事を探しているわけですね。

「釘を打って簡単に固定できるかもしれないし、上ってみないとわからないけど。雨漏りが心配なので早く直した方がいいと思いますよ。」とのこと。


外れているのが本当なら、教えて貰って有り難いことです。


良くこう言って、色んな工事のセールスをする業者がいます。いつも断っています。

実は、数年前うちの家の補修にきていた業者さんが、お隣の家の壁がずれている事にきがつき、教えてあげました。

まだ新築だったのに、裏側の壁だったので気が付いていなかった様です。教えただけで、あとは何も売り込みもしていません。

そんな事があったので、この業者さんも単に教えてくれただけでしょう。(と思いました。)

一応聞いてみました。
「今すぐ見てもらうだけってできますか?料金は?」と。
すると「見るだけなら無料でやりますよ。簡単に直せそうなら無料でやります。釘とか部品がいるならその実費だけで」と答えていました。

でも、「一応上司に聞かないと」と言ってその場で電話をかけていました。

「仕事の帰りに、とりあえず寄りますから」と言って、名刺を渡して立ち去って行きました。

祝日なので、普通なら旦那や家族がいて、ぞろぞろと出て来て一緒に話を聞けたら良かったし、詐欺みたいな業者ならその時点で逃げるでしょう。

残念ながら当時私が1人でした。

なので少し不安もよぎりました。

「夕方になる、行く前に電話をする」との事でしたが、実際は3時に電話無しで訪問してきました。

3人の若い男性が作業車で来て、社長らしき男性が名刺をくれました。早速はしごで屋根に上り、写真や動画をとっています。

はずれている部分や、心配な個所の写真を見せながら説明をしてくれるのですが、その時間、ものすごく暑くて話が耳に入らないし、一度に言われても覚えられません。

ほとんど知っている内容でしたが、一方的に話されて疲れました。

数年前に屋根の補修をしたのですが、その割に傷みが早いだの、こうだのああだのまるでお説教みたいです。
要するに営業しているのよねと思ったので
「お宅が修理するならいくらでやれますか」と聞いてあげました。

スマホでこれ位、と数字を見せてきました。思ったほどの金額では無かったですが、きちんと書類にしてこないと話は進みませんよね。

なので、写真を焼いてまた持ってくると言って帰っていきました。

暑い中、話が本当なら、ですが気が付いてくれてくれたのは助かります。冷たいペットボトルも差し上げました。

でも、よくわからない初対面の業者さんを信用するのは怖いです。まだ疑っています。

「仕事が終わってから寄る」と言っていたのに、早く来た理由を「今、休憩時間なので」と言っていました。

それは嘘です。営業トークとしてそう言うのでしょう。
電話をしないできたのも、電話だと断られやすいから、それを避けたのでしょう。

見習いらしき男性にそっと聞いたら、「今は休憩時間では無くて、少し離れた町に仕事に行った帰り」と言っていました。

「すぐ近所で仕事があったから」「今休憩時間だから」というのは営業トークでしょう。

そうやって一生懸命仕事を探して、営業をしているんですね。私も営業の経験があるのでわかります。

名刺の住所で調べると、会社はマンションの1室でした。名前は大きな会社みたいに思えましたが、ネットで検索してもでてきません。

おそらく、若い人が独立したばかりで少ない人数で下受け業務をやっているのでしょう。
説明も細かく、技術に対するプライドも高そうな社長さんでしたので、仕事はしっかりされることと思います。
頑張って大きな会社になっていけば良いですね。

でも、まだ信用する事はしません。

以前補修を頼んだ業者さんは、きちんとした会社ですが、数年前に頼んだ屋根がもうそんなに傷んでいるでしょうか。
それが嘘ならとんでもないこと。詐欺です。

最近知り合いに紹介してもらった業者さんがいますので、その方が一番信用できます。

その方に相談しようかなと思っています。
彼等の話が本当かどうか、屋根を見てもらうことにしました。

屋根は確認できないので、騙されやすいですよね。

工事の業者さん選びは本当に慎重になります。

この後、どうなったかはまた書きたいと思います。