うちのチワワのRのお尻の腫瘍は、「肛門周囲腺腫」というものでした。

この病気は、去勢をしていない老犬がなりやすいそうで、まさしくRはそうでした。

治療は、腫瘍を除去する事になりますが、同時に去勢も行うのが再発防止として一般的なのだそうです。

そうだと思えば、Rの手術も仕方が無かったと思います。

人によっては、これは良性腫瘍だし、切除しなくても自然治癒する事もあるし、去勢もしなくてよいという意見もあるようです。


腫瘍の場所、大きさ、犬の生活の質のレベルによって、判断が分かれるのかもしれません。


Rの場合は、痛がっていましたし、腫瘍がどんどん大きくなり、放置しているとやがて破裂し、化膿したり、肛門破裂を起こし、排便ができなくなるという恐れがありました。

結局はもっと大変な手術をし、痛い思いをさせる事になっていたでしょう。


現実に痛がって、震えている様子を見れば、早く摘出してあげたいと思ったのです。


幸い腫瘍は良性でしたが、もしかすると悪性だったかもしれませんし。


後から後悔するよりも、できるだけの事をしてあげる事が飼い主の責任だと思いました。


麻酔の危険性、手術の危険性を心配して去勢していなかった私の責任なのです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
      肛門周囲腺腫とは 

犬のお尻の穴の周りには肛門周囲腺という分泌腺があり、主に皮脂を分泌しています。
この腺が腫瘍化したものが肛門周囲腺腫です。

肛門付近の毛の生えていない部分につるんとしたしこりが見つかります。稀に毛の部分、尻尾の部分にできることもあります。数か所同時にできる事もあります。

高齢の去勢手術をしていないオスの犬にできます。男性ホルモンが関係する腫瘍の為、若い頃に去勢をした犬やメスの犬には、ほとんどできません。

治療は、手術になります。(上記に書いた内容)


※注意※
同じ様な場所にできる腫瘍で、メスの犬の場合は注意しましょう。
アポクリン腺癌といって、悪性の腫瘍の場合があります。
良性の肛門周囲腺腫は、その部分だけを全て切除すれば治りますが、悪性の場合は見た目がちいさくても完全な除去は難しく、他の部分に転移している場合もあるので、治療は非常に困難となります。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


Rの様に、できた場所がお尻で、気がつくのが遅れたり、様子を見ようと放置していたり、老犬だから麻酔は恐いなどと考える方もいらっしゃるかもしれません。私もそうでした。

最近の麻酔法の技術の発達もあり、実際には心配はいらない様です。しこりを見つけたら、できるだけ小さいうちに切除してあげる事が一番大事だと思います。

私は医師に言われました。「もう少し早く、腫瘍が小さいうちに切除していたら、尻尾は切り落とさなくても済みましたよ。」と。

後悔する前に、小さいしこりであっても見つけたらまず病院に連れて行く事をお勧めします。