*****お迎えの日*****                   



朝9時に、病院から電話がありました。

支払う料金を聞き、お迎えはお昼に行く事になりました。

「今朝は、立派な便もでていて、調子も良いですよ。」と言われホッとしました。

費用は結局、20万近かったと思います。あれこれ追加され、犬ドックみたいになり、仕方ないかな、健康の為ならと思いました。地域によっては、もっと高いところもあるはずです。


受付で、医師から説明を受けました。

腫瘍は検査に出すので後から結果を教えますとのこと。(結果は良性でした)
肝臓の数値が少し悪いので、薬を飲ませてくださいと、抗生物質、鎮痛剤の他に肝臓の薬が追加されました。

傷口の処理などは、思ったより神経質にならなくても良さそうで、お尻が汚れたら濡らしたガーゼでそっと拭くだけで良いとの事でした。

驚いたのが、同時に摘出した睾丸の一部が腫瘍化していた様で、現物を見せながら説明されました。

毛が生えてこなくなったのは、これが原因だったのかもしれません。こういう事があると、やはり若いうちに去勢手術はしてあげた方が良かったのかなと思いました。


それにしても、一度に大変な手術を受けさせ、注射をし、どれだけ身体に負担がかかった事でしょう。

麻酔が醒めたら、さぞ痛みが襲うことだろうなと、Rの事が可哀想でたまらなかったです。


支払いが終わると、奥の部屋から看護師さんがRを連れてきました。

首に大きなエリザベスカラーをつけています。

私の顔を見た途端、走って飛び込んで来ました。


すぐに抱き上げようとしたのですが、お尻の部分があまりにも痛痛しく、どう抱えたらいいか躊躇ってしまいました。


そーっと抱き上げると、「クウーン、クウーン」と泣いています。

「いったい、どこに行っていたの?なぜこんな所に僕を置いていったの?恐かったよ!」と責められている様に聞こえました。

車に乗せている間もずっと「クウ クウ」と声をだしていたRでした。


家に着き、いつもの慣れた部屋にRを置くと、やっと落ち着いた様でした。でも、まだ麻酔が残っている様で、ふらふらと歩き、目も力が無かったのです。

エリザベスカラーに慣れず、ちょっと動くとぶつかり、ふらつき、「僕はいったいどうしたんだろう」と思っている様でした。
17bd4f1c-s


お尻は、毛を剃られ、縫われた傷口が痛そうで、なにより、尻尾が無くなったのは、やはりショッキングな事でした。こんな目にあわせてしまって、本当にごめんなさいと、Rに謝りながらまた涙が出て来るのでした。