うちの家族の一人が、お腹を壊してからもうすぐ2か月になろうとしています。


最初は、何か悪い物でも食べたのか、突然の腹痛と水状の下痢から始まりました。

数日したら収まり、食欲もあったので、豚カツも食べていました。

が、また下痢がぶりかえし、揚げ物や油っぽい物は全く受付けられなくなりました。


好き嫌いもほとんどない、普通に良く食べる人だったのですが、腹痛が怖いからか食べる事が怖くなってきた様子。

しょっちゅうトイレに駆け込むというほどではなく、便意が来てもなんとか我慢はできるレベルのようです。

しばらく様子を見ましたが、良くならないし、体重も減ってきたのでかかりつけの病院に行きました。

医師は、お腹の触診だけで判断、「胃腸炎だね」「あまり物事を深刻に考えないで気楽にね」と言い、
”消化管の過剰な運動やけいれんを抑え、痛みを和らげる”薬と”腸の調子を整える”薬を10日分だしてくれました。


おそらく、長引いているので、ストレスが原因だろうと思われたのでしょう。

食欲が無いと言っても、体力が落ちて他の病気になっても困るので、とにかく何とか栄養と水分の補給に気をつけました。

胃は大丈夫だけど、無理に食べるともたれて腸まで悪化する様で、消化の良いものにしなければなりません。
   〇ご飯は雑炊やおかゆにし、卵や豆腐などを必ず食べる様にします。

   〇サラダは良くないので、野菜はスープに入れて摂取。
   
   〇魚(鮭、白身魚、)や牛肉の薄切りなら、良く食べるのでとにかくタンパク質を摂らせます。

   〇塩分、ビタミン、水分他の補給の為に、朝夕、必ず、例の野菜と鳥肉スープを摂らせました。


自分の為にもこのメニューは良かったと思います。

昼は、食欲がないので、ウイダーインゼリーやカロリーメイトなどを摂っていたようです。

腸に何だかの炎症があるわけですから、無理に何でも食べるという訳にはいかないだろうと思っていました。
意外だったのが、カレーやハヤシライス。カレーはお店の物は刺激が強くダメでしたが、家庭用の甘い物なら大丈夫で、食欲がでていました。

肉はひき肉にし、野菜もドロドロに煮てだすと、普通においしいと食べていました。

病院の薬を飲んでいる間は、少しづつ回復していた様でした。


ですが、猛暑でただでさえ脱水気味になる時期、下痢で水分がどんどん出ていくので、顔がやせてくるし、目に力が無くなってきた時は、心配になりました。

外に持っていく飲み物は、水。そのかわり塩分などの補給ができるタブレットを一緒にとるようにしていました。
ポカリなどの飲料は、甘味料で下痢が悪化するのと、味そのものが好みではないのでやめました。
どうしても飲む必要のある時は、薄めます。

その後、病院の薬が無くなりましたが、下痢は治りません。

再び病院に行くように言いましたが、本人は、このまま良くなっていく気がするから、しばらく様子をみると言い張ります。
私は心配で、早く通院してほしかったのですが、本人にしかわからない事なので、信じて様子を見る事に。


あんなに何を作っても「美味しい、お代わり!」と食べていたのに、苦しそうに少しづつ食べている様子は、見ていると悲しいです。痩せてくると、益々心配になってきます。

悪い病気ではないよねと心の中で呟くのですが、ストレス性の腸炎なら、それはそれで完治するのかどうか、いつまでこんな状態なのか、早く元の様に元気になってほしいと祈るばかりです。